どれくらい飲むべきか?
体が芯から求めるものが分かれば、いつどれだけ体に供給したらいいか迷わなくなる。意識食を実践すれば、体に必要な水の量も容易に分かるはずだ。
適切な水の摂取量
もちろん場合によってさまざまだ。気温、湿度、その人の活動量、食べるもの、気持ちなど。それらによって、たとえ身長や体重が同じでも必要となる水の量は全く違ってくる。
よくある間違いは、体が欲する以上の水を飲む事だ。「水をたくさん飲むことが重要」と信じている人はたくさんいる。体の大半が水でできているからだろう。だから必要以上の水を無理に飲む。水をたくさん飲む事で、体は浄化され、腎臓を洗い流すと信じているのかもしれない。
必要以上に水を飲むと、どうなるか。
余分な水を体から排出するために、からだは余計なエネルギーを使うことになる。腎臓は余分に働かされる。腎臓結石になる可能性も大きくする。
水を多く飲んだからといってより体を浄化できるわけではない(体はやかんではない)。逆に浄化プロセスの効率を悪くする。水も多すぎればまた毒素となりえるからだ。体は不必要な水を排出するためにエネルギーを使うため、浄化プロセスは一時ストップする。
喉が渇いたなら飲みたいだけ飲んだらいい。そうでない場合は飲まない。経験しているかもしれないが断食中に体が必要とする水の量はゼロといってもいい。もし小さじ1〜2杯の水があなたの体を満たすならそれが体にとっての適量だ。
断食中に無理に水を飲もうとするのは間違いである。飲む量が少なければ少ないほど、浄化の効率はアップする。ドライファスティング(水も飲まない断食)は地球で最も効果的な生体浄化法である。